介護業界でいうスペシャリストって・・・

こんにちは。今日も介護職員の将来について考えるきっかけになれるようなものを書いていきたいと思います。

 

言われたことや聞いた事がある人も多いのではないかという言葉

 

いつかはスペシャリストになるかマネージャーになるか、選ばなければならない

 

というやつですが、まぁ確かにそうですけども実際はどちらも選ばない人がけっこう多くいるという現実ねw

どちらも選ぶつもりがない人には良いですが、ちょっと気になっている人に向けて今日はスペシャリストについて書いていきます。

 

~なんでスペシャリストになるのか~

ぶっちゃけて言いますと、別にならなくてもこれからずっとやっていけます。今までと同じ給料と仕事内容を延々と続けて、かわりばえの無い仕事をずっとやっていくつもりなら十分です。一定の仕事が出来たらもう完成で、慣れた環境という最高の安心したやりやすさの中で成長の無い道を選ぶ人もたくさんいますから、誰かに責められるいわれはありませんから堂々といきましょう。別に嫌味で言ってる訳ではなく、事実です。その環境に対しての責任は事業所、管理者にありますから。

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スペシャリストになりたいなーなんて方は軽く読んでみてほしいのですが、スペシャリストというのは一体なんでしょうか。

ここで言うと、専門性を高めた「介護のプロ」なんてボヤんとしたことが言えそうですが、別に利用者さんの対応に慣れていて何でも物をよく知っている人をスペシャリストという訳ではないのです。

 

この業界ってサービス業なのはみなさんご存知かと思いますが、もっと専門的に言うと「ホスピタリティ産業」なんです。これに関しては高名な人がたくさんいますから説明はそこに譲りますけど、つまりスペシャリストになるという事は、ホスピタリティ産業で有能な人になるという事です。

 

ホスピタリティ産業に興味のある方は一度調べてみてください。書籍も講義もたくさんあると思いますよ^^

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~ホスピタリティサービスで大切な事~

有能なスペシャリストになるにはここをおさえておく必要がありますが、簡単に言うと

1 チームワークが取れる

2 コミュニケーション能力が高い

3 専門性が高い

4 ホスピタリティサービスについて理解して行動が出来る

という要素になります。

 

上の要素で最も基礎になるのが2。ここがしっかりしていなければどんなに専門性が高くても使い物になりませんとはっきり言っておきます。ここをおろそかにすると必ず成長限界がきて、実現レベルもぐっと下がります。

 

本当は1~4についてここでしっかり解説してみたい気もしますが、長いと読むの大変ですよね^^:

普通に事業所や世間で開催される勉強会ではまず学べない内容なので、こういった内容がもっと浸透すればみんな色んな意味で楽になるのになぁと思います。

自分の手の届く範囲では勉強会を開催したりして職場内環境を大きく変える事に貢献したりもしましたが、また機会あるたびにやっていこうかなと思っています。

 

~で、なんでスペシャリストになる必要があるの?~

一番大切なのはここです。

もちろん「利用者様に最高のサービスを提供するためだよ」というのは当たり前ですが耳タコです。分かり切っている事を何度言われても、わかってるけどそれで給料上がるわけじゃないし、みんなやらなくて自分だけやっても何にもならない。

はい、正解です。

最初に言ったように、別にスペシャリストにならなくてもこの業界やっていけます。

そこがこの業界の質が上がらない原因。

だからこそ、なる必要があるんです。

 

は?

 

って思った方wもう少し聞いてください。

少し考えてみてほしいのですが、新人と経験10年の人って当然仕事量が違いますよね。もちろん給料も違う、だって仕事内容も量も違うから。

では、経験8年一般職の人と経験10年一般職の人ってそんなに仕事内容や量は違いますか?給料は?そんなに差はないはずです。

経営者目線では、経験10年の人は

2年間何やってたの?

となります。給料は会社の評価ですから成長も内容の充実もしていないという事になります。頑張っていたし結果もだしているのに会社が評価しないというのはここでは置いておきますが、毎日同じ仕事をしているだけでは、経験10年も8年も変わりません。

もっと言えば、新人が慣れたらもうほとんど一緒ではないのかという。

だったら、素直な新人の方が仕事しやすいです。経験者の害悪は、慣れたらそこのボスみたいになる事が多い事です。周りが気を使って仕事をしなければいけないなんて、本当は利用者さんに気を使いたい所をもうどっちのために仕事してるのかわからなくなるという謎現象が起きます。

だったら新人の方が良い。

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~価値を作り出す~

先ほど言ったような状態では、経験者であることが逆にどんどん事業所のお荷物になっていく可能性を示しました。現場の方がこれを読んでいたら思い返してみてほしいのですが、実際にいませんか?長いってだけで能力もないのにみんなが気を使っている職員。そういった人は、ホスピタリティ産業の職員としては総じて

能力が低い

と断言できますよ。能力が低いのになぜ給料を多くもらうのでしょうか。別に給料にこだわっていない人もいると思いますが、給料は会社の評価です。

あなたの方が良いサービスを提供しているのに、経験年数の長いお荷物職員の方が給料をもらっているとしたらそれは会社がその人を評価しているという事です。あなたよりもお荷物職員の方が大切だという事です。

あなたが提供するケアの内容よりも、その人が行うケアの方が良いという事なのですよ。そういう意味で、もっと評価には敏感になってほしいのです。

お荷物職員が高く評価される事業所は、そのお荷物職員が提供するケアで良い、とそう言っているのですから。

 

で、そういった現象を変えていくためにも自分が職員として「価値を持つ」必要があります。それはホスピタリティサービスについて深く学んでいくとか、目に見える形で段位をとっちゃうとか何かしら結果を出しちゃうとか色々ありますが、いつでも正しい評価を受け取れる状態になっておくことはとても望ましいと思います。

そうすることで、結果的に現場には良い環境になっていく自浄作用が生まれていきますし、雰囲気も良くなっていって、職員が変わったことで利用者さんの環境も変わっていく事でしょう。

 

そこで、その現場の努力を最大限活用できるマネージャーがいればもういう事なしです。

冒頭で言った

マネージャーになるかスペシャリストになるか

スペシャリストについてはとりあえず簡単にここまで。

 

ここまで読んでくださりありがとうございました^^