介護業界のマネージャー
こんにちは
今日も、介護職員の将来について考えるきっかけになれるようなものを書いていきます。たまに辛口になったらごめんなさい、でも本当のことだったりするので。
さて先日は、介護業界のスペシャリストについて簡単に書いていきました。
今回はマネージャーについて書いていこうかと思います。
~マネージャーって何?~
多くの人はここで悩むかもしれません。何となく役職のある人の事をイメージするかもしれませんがその通りです。少なくとも役職のある人はマネージメントする役割を課されている人です。
マネージメントとかマネジメントとかってドラッカーの本で一気に有名になった言葉なんですがもし興味ある人は読んでみると良いかもしれませんよ。
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もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら単行本 – 2009/12/4
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今どきアマゾンで590円くらいで購入もできるようですし、映画もあるのかな?
紹介しといてなんですが、僕はドラマ要素が邪魔だったのでパラパラとしか読んでいませんw
僕がマネジメントの入門として最初に読んだのはドラッカーの
っていう本です。Amazonでも2000円以上しますねー。
はい。こんな感じで自分で勉強する事も出来るんですよという紹介は置いといて
だからマネジメントってなんやねん
って事なんですが、これはもう
組織のパフォーマンスを最大限引き出すための活動全般
という事になります。
あーでもちょっと言葉が固いかな・・・
マネージャーはみんなが最高の結果を出せるようにがんばるのが仕事
これだな。
マネージャーというのはみんなが最高の結果を出せるように色んな事をするのが仕事な訳ですね。
最高の結果というのは、この介護業界で言えば、とっても良いケアをみんなで提供できるようになったとか、みんなが働く環境のストレスが大幅に減ったとか、収支が黒字になったとか、求められるものが違いますので一概に言えません。
そしてその方法は様々というか似たやり方はあっても同じやりかたはありません。だってマネジメントの対象であるその集団が同じではないし、性質も違うし、求める結果も環境も違うし、同じ集団が対象でも時間がたてば条件が変わるので。
世の中には素晴らしいマネージャーがいますが、その人たちって結局その集団に必要な最高の結果を探しぬく(考え抜く)事と、その実現に向けての方法についてすばらしい発想力と行動力を持っているのですよね。
そういった人たちってのは総じて、人とのコミュニケーション能力に長けていますし、ぶっちゃけどの業界にいても結果を出す力を持っているのだと思います。
人として魅力にあふれている人が多い印象です。
~勘違いマネージャー~
ほとんどのマネージャーはこれだと思います。別にその人の人間性が悪いのではなくてその人が勉強しないのが大きな原因です。
専門知識については世の中勉強会も頻繁で書籍もたくさん、身につける機会は割とわかりやすいのですが、マネジメントについては誰も教えてくれないので自分で身につけるしかありません。
しかも「自分」はみんな違いますから、自分を最も効果的に組織のパフォーマンスに寄与出来るようなやり方は自分で何度もトライ&エラーを繰り返して身につけるものですからそうそう一朝一夕で出来る事ではありません。
よくある役職者の現状ですが、
経験年数長いから役職がつきました
というパターン。
別にいいんですよ、役職ついてから自分で何とかしようとする人も多いのでそこからでもみんながよくなればいいなと思って頑張る分にはまだ良心的だと思います。
一番いかんのは
プレイヤーとマネージャーの区別がついていないやつ
それも自分が見てきた中では
医療業界の専門職に多い
という現実。
何回も言いますけど、
経験年数長くて専門職として非常に長けた知識を持っていても、マネージャーとしては一年生。しかも、必要とされる能力はまったく違うという事に気づいていないマネージャーの多い事。
結局、マネジメントの事がよくわからないから、というよりマネジメントという言葉に興味すら示さず「管理者」みたいな肩書で偉くなってしまって、みんなを自分のやり方に沿わせていくという意味のない暴挙に出ます。はっきり言って現場のストレス。
残念ながらマネージャーの大切さを分かっていない事業所もありますから、そういった所は形だけ整えて無駄な役職手当を払っている事に気づいていない。余分なお金払って現場に無駄なストレス与えて、何がしたいんだっていうね。
~マネージャーの影響~
これはとても大きいです。例えば
・みんなのストレスが減った → 安心して仕事に取り組めるようになった
・みんなの仕事の効率が上がった → 今までより少ない人数で同じ仕事が出来るようになった
・事業所の収支が黒字になった
・離職率が大幅に改善されている
などなどこの業界で言えばこんなものが挙げられるでしょうか。
上のような影響を受けている現場のみなさま、おめでとうございます。良いマネージャーに恵まれましたね^^その結果はその人の努力あってのものですし、何よりその人を認めてあげた周りのみなさんのおかげですよ。
逆に、悪い影響力が強いマネージャーがいる所は
・みんなかなり我慢して仕事している → 相談にのってくれない、乗ってくれても解決にならない
・仕事の効率は変わらないしサービス残業でフォローしている
・事業所の収支は変わらないか黒字になった(スタッフが辞めていくから支出が減っているとか悲惨)
・離職率は増加の一途
あぁ、書いているだけでめまいがしますね^^;
でも本当にいるから残念なのですが、気の毒なのはそこで我慢するしかない現場の方々です。中には我慢しすぎて心身壊した人もいますから、現場の方、こんなマネージャーのいる職場ばかりではないので、我慢や犠牲はやめましょう。一ミリもためになりません。自分のためにも組織のためにも。あなたがダメージを負って誰も責任とりませんから。
成長しないままのマネージャーはこれからも成長しません。というかできません。
だってマネージャーとして能力が低いままという事は
ホスピタリティ産業では能力が低い職員
なのですから。
今現在役職がついている方には、本当に自分は職場に大きな影響力があるのだと自覚して、そして世間で素晴らしいマネージャーとして活躍されている人(職種や業界なんて関係ない)を自分の力で見つけ出してそこから学んで、ぜひ現場を良いものに変えていってほしいと思います。
いやーでもやれないしとかいう人は
今すぐ他と代わった方が良い
あなたがそこにいる事でみんなの迷惑になりますから早く代わりましょう^^
大丈夫、本来マネジメントはやれば結果がついてくるもの
ど素人の新人でも大丈夫
なんですよ。誰がやってもいいんですよ、しっかり取り組んでくれるならば。
という事で、本日はここまでにします。
ここまで読んでくださりありがとうございました^^