介護業界、認知症基本法なんて作って何するの?

自民・介護PT、認知症基本法の検討開始 年末に骨子案 来年の通常国会も視野 − 介護のニュースサイトJoint

上のニュースがありましたが、簡単に言うと認知症の人に関して法律を決めたりした方がいい絶対そうだ、色んな人もそういっている!

けど今の取り決めも結構よくできてるからまぁ話し合っていきましょうよ。

こんな感じですかね

現場の人間から見ると「認知症の事もよくわかっていない人が話し合ったってさー」みたいな感じに見えますが、気持ちはわかりますがこれって実はちょっと難しい問題だったりするんですよね。

じゃあ認知症の専門家って誰だ?って話

介護職員ですかね?え?介護職員ではない?ケアマネ?いやいやあいつら認知症の事分かってない?・・・看護師?違うな。医者かな?ケアしてないからちょっと違う?うーん、家族・・・専門職じゃない?

 

そうなんです。実は「その道の専門家」って誰なんだというのは結構難しい問題だったりします。まぁ、国が決めるんですけどね。

 

で、最初の上のニュースを見て思ったのですが、国がどの方向に進むべきなのかをよくわかっていない印象を受けました。結局どうしたいのかなっていうかよくわからない。

というより認知症基本法みたいなものを制定する意図が分からない。もともと基本的人権は尊重されているこの上に何をするのでしょうか。その関連法案を決めるか直すかすればよいように見えますが、わざわざ認知症基本法みたいな人の目を引くような法律を作って新たな権益を作るように見えてしまうのは気のせいでしょうか。

認知症基本法の成立とともにいよいよ

認知症の国家資格を作っちゃう

とかねw

でも悲しいかな、現場としてはそうなったらなったでそこに追随していくしかないんですよね、税金に依存しているので。世の中はそう動いていきますし。

んー、どう考えても今後介護保険は先細りして最低限の保証しかしてくれなくなるとしか思えません。10年先は今の保証(利用者へも職員へも)はないと個人的には思っています。そうなったら事業所運営どうするんでしょうか。

 

今の運営の形を最適化するのを一生懸命しながら、先を見据えて介護保険に依存しないでも大丈夫なモデルを早めに探していけると良いですよね。介護職員個人としては、やはり会社に依存しないと生きていけないのではなく、他の収入の柱も持っていますというような状態に出来たら良いですよね。

 

という事で、ここまで読んでくださりありがとうございました。