介護職員の将来って・・・

 はじめましてなので簡単に自己紹介です

 

 介護職員をしながら長い時間がたちました。色々な経験もさせてもらいましたし、今後について考える機会もありましたのでブログで情報発信をしていこうかなと思います。現在同じように介護職員をやっているけれど何となく将来が不安だしなぁと思っている人がいましたら、ぜひ「ふーん」て感じで読んでいただけたらと思います。

たまに辛口になりますがご了承ください^^

 

~介護職員の将来ってどうなるのかな~

é ­ãæ±ãã¦å«ã¶å¥³æ§ï¼ã­ã·ã¢äººï¼

今日はこのお題について考えていきます。

一口に将来って言っても「介護業界の将来」「職員の将来」など浮かぶと思いますが、今回は介護職員の経済的な将来について書いていきたいと思います。

 

介護職員は給料が低い!!

 

よく言われます。たしかに、求人票などを見比べても初任給などは低めです。

それには理由があって、その求人票は日勤だけの仕事だったりする場合があります。介護職員としてお金を稼いでいきたいと思ったら夜勤をやって、しっかり残業して、それで手取りが20数万円(地域格差あり)といった所でしょうか。

 

勤続年数による毎年の昇給はほとんどないと思っていいので、この仕事だけでこれ以上稼ぎたいと思ったら役職につくか、残業をふやすか、しかありませんね。それでも手取り30万円前後、年収にして400万円以上~500万円(手取り)届かないくらい。役職に就かなかったら年収の伸びはほとんど見込めず、この状況は派遣やフリーターと構造は似ています。正社員でボーナスあって福利厚生や退職金があるだけはるかにマシですが、年収の伸びがないという点に限っては時給があがらないフリーターと似ています。

この年収の伸びを抑えているのが、介護の仕事の根拠法である「介護保険」による介護報酬制度です。これについては今回割愛しますね。

 

以前は仕事が終わった後に副業バイトしている人もたまに見かけましたが、マイナンバーが導入されてからは会社にばれずに続けることが難しくなってやめてしまう人もいます。ていうか、そもそも副業を禁止する事業所が多い事w

あなたが働いている事業所はどうでしょうか。もしかして聞いてみたら案外「本業に差し支えなければいいよ」って言われるかもしれませんよ?でも聞く場合は慎重に、怒られないように注意しましょう。

ãã¤ã¯ãçªãã¤ããããä¼ç¤¾å½¹å¡

~介護職員はお金に関しての知識が低め~

こういった事をいうと怒られるかもしれませんが、利益を追求しながら事業を拡大していく性質の会社に比べて、福祉業界の現場の職員というのは往々にして営業とか利益に関しての感覚というか、そういったものが低い印象を受けます。

 

それはなぜか。答えは「専門職」だからなのですが、いったん「専門職」についてをお金の観点から立ち止まって考えてみる人はほとんどいません。もしもいたとしたら、その人はもう違う世界に飛び出すか、将来のために副業をはじめています。

 

なぜ専門職だとお金に関しての関心が低いのか。

それは

お金に関心を持たないような教育を受けている

これに尽きると思います。

 

僕は専門学校を経て介護職員になったのですが、専門教育を受ける過程では当たり前ですが専門性についての教育をうけます。

その専門性の根幹となるのが「利用者は尊い」という事です。福祉の仕事は人の人権に関わるとても大切な事ですから、教育内容は至極当然です。これがなければちょっと信用できる職員とは言えませんからとても大切な事です。信用されて能力のある職員になるには専門課程は当然必要です。

 

でも今回の内容に関しては逆にこれがよくない

 

と思っています。自分の経験から言いますが、専門性を高めようと思うとお金に関しての考え方からは大きく遠ざかっていきます。専門性を高めたいと思っている時には必要なプロセスなのですが、それとは別の問題である「将来に対しての不安」をなんら解消してくれるものではないばかりか、逆に悪化させてしまう可能性が高いのです。

今の自分だからこそ言えるのは、専門性を身につける→お金の勉強をする

だと思っています。

 

多くの介護職員は専門性を高めた先には「何もない」のです。

 

もちろん、充実するだとか、事業所での立場が盤石になるとかそういった事はあります。でも今回の「将来の不安」つまり経済的な問題に関してはいくら充実してもいくら事業所内での立場が良くなってもそれは解決しません。

 

つまり、専門性を高めるという事は今回の問題に関して言い方を変えれば

会社のために働く方法を学ぶ

という事になるので、専門性を高めた(会社のために働けるようになった)ら会社のために働くしかなく、会社の昇給(ほとんどない)制度に沿ってこれからもいくしかないのです。

ãã¯ã³ãã¤ã³ãã¢ããã¤ã¹ï¼ãã¨ã¢ãã¼ã«ããã¬ã¼ã«ã¹ã¬ãã£

~じゃあどうしたらいいの~

これまで散々ひどい事を言ったような気がしますが、すべて事実です。

 

別に、だから悪いと言っている訳ではなく、むしろ専門性を高めて貢献していく事は本当に尊い事です。

 

しかし、今回のテーマは「将来に対する経済的な不安」です。その観点からいくと、今の働き方が全てと思い込んで将来不安だわーなんて言っている人が多い事が気になりました。

自分一人ならまだいいですが、家族があって「将来不安だわー」は見ているこっちも不安です。いや、一番悲惨なのは「一生懸命働いていればきっとなんとかなる」と思っていながら結局苦労する人でしょうか。純粋に信じて頑張っていただけに目も当てられません。

 

個人的な考えですが、事業所は職員の将来に対して一定の保証しかできないのですから、仕事に支障を来さない副業はOKして後の人生に対しては個人に任せた方が結果良いと思います。

 

将来的な不安を払しょくするには、個人として今後を学んで今の仕事以外の副収入(多くなくても良いから)を得る生活を模索する事だと思います。

 

今後も介護職員全般に関して更新していきますので、よろしくお願いいたします。